●タクシー運転手さんへの御祈祷

紗季です。

 昨年末から年初にかけて御祈祷させて頂いた祈願者様(ご依頼人)ご本人から、職業とご依頼の内容を掲載しても良いとのご快諾を頂きましたので、少しご紹介させて頂きたく思います。

タクシー運転手のAさん(男性)がご相談に来られたのは昨年11月頃でしたが、手取りも少なく、勤務時間帯が不安定な職業であるため身体も壊しかけており、家族からも見放されて「今日離婚届を出して来ました」という状況でした。
当初は、自分を見捨てた妻を「呪い殺したい」との憎悪心のカタマリのような様相でご相談に来られました。
しかしながら、時間をかけてお話しを伺っていくと実は「比較的自由である職業なので、つい気が緩んで怠けてしまうことも多かった」「苦しいときほど妻は自分を助けて、励ましてくれていた」とこれまでの経緯を思い返され、
最終的には「呪い殺すなんてとんでもないことを考えていた。逆に妻には今までのことを感謝したい。そして出来ればもう一度やり直したい!」と、『復縁祈願』と『宿命変更』に方針変更して、祈祷を実施することとなりました。
そんな折、何十年も連絡の無かったご友人と、ひょんなキッカケで再会されたAさんは、そのご友人の経営される会社に運転手として雇用されることが決まりました。奥様との復縁にはまだ至っておりませんが、奥様ももともとAさんのことを嫌って別れたわけでもなかったようで、
再婚に向けての話し合いが始まるのも時間の問題のようです。


近況報告はここまでです。

この御祈祷を通じて、「タクシー業界」というのは、思っていた以上にオカシナ仕組みであることを感じました。
どの会社に所属されている運転手さんも、原則的に「基本給」というものが無い、あるいは少ないようで、自ら走って売り上げを持って帰った分の「歩合」を給与として支給されるとのこと。
これでは、いくら運転手を雇用しても、会社としては何らリスクにはなりませんね。
経営側にはほとんどリスクは無く、運転手さんが全部のリスクをかぶっているという構造。
一般的な企業は、同業他社と競争し合ってその製品価値が高まっていきますが、タクシー業界は例え「道を知らない」「無愛想」な運転手に対応されて会社に文句を言ったとしても、そんな運転手でも一応「雇って」「走らせて」おけば
ピンハネ的に会社に利益が落ちてくるわけですから、余程大きな問題や事故を起こした運転手でない限り、会社側から積極的に切ることはしないでしょう。
タクシーの台数を制限する法案は提出されているようですが、タクシー運転手の「基本給」を定めるような法案が出されたとは聞いたことがありません。
雇用するからには「基本給」を与え、会社としても一定の覚悟を示す構造にしなければ、業界の発展は見込めません。
「基本給」に甘んじて「もうこれでいい」と考える運転手は、会社の方から「あなたはこの業界に向いていない」として、最終的には解雇しても良いと思います。
逆に水を得たサカナのようにいきいきと活躍され、お客様からも愛される運転手さんには売り上げが集まってくるでしょうから、基本給を上げても良いでしょうね。
これが一般的な企業の姿なのではないでしょうか。
タクシー会社を経営されておられる方には、「基本給」の整備を強くお願いしたい次第でございます。

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珠玖深原 紗季

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