家族そろって「新米」を。

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紗季です。
昨日、11月23日には宮中で天皇陛下御自ら「新嘗祭」を催行なさいました。
天皇が神様に五穀をお供えし、今年も自然の恵みを頂いたことへの感謝を伝えます。
そして翌年の五穀豊穣を祈ります。
宮中祭祀の中でも、最も重要な祭事と位置づけられています。

 その年の初物は、まずは神棚(神様)へ、あるいは仏壇(仏様)へ、という昔ながらの風習が残っているご家庭も多いのではないでしょうか。
お供えしたあとの「おさがり」を、私たちがありがたく頂きます。

 「お米」も同様で、今年獲れた初物は、まずは神様へお供えします。
これが「新嘗祭」です。
お供えが終わると、今度は私たちがその「おさがり」を頂戴します。
11月24日こそ、本来の「新米」の解禁日なのです。
それ以前に口にするということは、自分の食べ残しを神棚あるいは仏壇にお供えするようなものです。
飲食店を経営されている方には、是非とも「11月24日・新米解禁日」を取り入れて頂きたいと思います。

 そして、一般家庭においては、11月24日の朝食には父親の掛け声と共に「いただきます」といい、
その年初めての「新米」をありがたく頂戴する風習を取り入れたいものですね。