紗季です。
秋分の日を過ぎてから、途端に日差しも和らぎ涼しくなりましたね。朝晩は寒いくらいです。
この時期が一番体調を崩しやすいときです。どうか皆様もご自愛なさってください。
さて、先日まで専願祈祷をさせて頂いた女性から近況報告を頂戴いたしました。祈祷を始めてからこれまでに、自分でも分かるような、内面・外面の変化や成長を感じることができ、さらには資格取得という新たな目標まで見出すことができ、祈祷前と比べて大変充実した毎日を送れるようになったと、嬉しいご報告を頂きました。
私どもでは、祈祷そのものもさることながら、祈祷に入る前のご相談を重視していることは、これまでに何度も述べて参りました。急いで祈祷の儀式を始めてほしいという方が多いのですが、実際に話しを詳しく伺ってみると、実は最終的な目標が曖昧だったり、単に怒りに任せて「アイツを殺したい、だから呪いに頼りたい」という、憎悪心にのみ基づいたご依頼であったりすることが多く、この状態で祈祷を始めてしまってもほとんど効果は期待できないことをお伝えし、まずは何よりも「冷静な心」で事態を客観的に見て頂き、自分が本当に望むことは何なのか? ということに真剣に向き合っていただきます。
そして、心願成就(願いが叶うこと)への物語の、主人公は祈願者様自身であることを認識していただきます。その上で、私ども祈祷師が、祈祷をもって「お力添え」させて頂く立場に過ぎないことも併せてご理解いただきます。
今回ご報告を頂いた女性の方は、その点を非常によくご理解いただけました。
自分から「変わろう」という心掛けさえ無いのに、呪術に100%依存しても、どうして効果が得られるでしょうか?
ゼロには、何をかけても「ゼロ」のままです。
これから祈祷をご検討されている方には、是非とも、
祈祷師の役割は、祈願者様に「足し算」をするのではなく「掛け算」であるという認識をお持ち頂きたいと思います。
祈祷師を敵にするも味方にするも、貴女の心掛け次第です。